どうも!
そうだいです。
HSPとは、
よく『とても繊細で敏感な気質』と
表現されます。
僕の書いた過去の記事でも
同様のご紹介をしています。
しかしHSPの方とカウンセリングを
していく中で、ふと、
「そもそも『気質』ってなんだろう…?」
という疑問が生まれました。
「性格や人格とも違うし、
_どう表現するのが適切なんだろう?」
「自分自身が噛み砕いて表現できないのに、
_誰かに説明できるわけがない。」
そこで今回は、そもそも気質とは
何なのか。
そして、性格や人格との違いは
何なのかについて、僕が調べたことを
あなたと共有したいと思います。
気質
広辞苑によると、気質とは
【気質】
- [隋書文学伝、序]きだて。かたぎ。気性。
- 中国で、気によって形体をもつ個物の実質。
- 〔心〕(temperament)個人の性格の基礎になっている遺伝的・生物学的な一般的感情傾向または性質。古くは多血質・憂鬱質・胆汁質・粘液質の四類型に分類する試みがあるが、今日では精神医学上の分類や生物統計による分類などがある。
と、あります。
コンパクトにまとめると、
『個人の先天的な特徴』
と言えるかと思います。
“先天的”とは、
『生まれつき』という意味です。
つまり、育った環境や教育によって
決まるのではなく、
『生まれたときから
_持ち合わせているもの』
なんです。
ここがAC(アダルトチルドレン)
との大きな違いですね。
性格
広辞苑によると、性格とは
【性格】
- 各個人に特有の、ある程度持続的な、感情・意志の面での傾向や性質。ひとがら。
- 広く事物に特有な性質・傾向。
と、あります。
気質とは違い、先天的かどうかの
記述はありません。
性格は先天的性質と後天的性質の
2つの要素から構成されているからです。
“後天的”とは、
『生まれてから』という意味合いです。
つまり性格とは、
『生まれ持った性質をベースとし、
_生まれた後に得た経験や知識など
_によって培われたもの」
と、いえるのではないでしょうか?
僕たちHSPの場合だと、
『繊細な気質 × 知識や経験』
が、今の性格となっているわけですね。
人格
広辞苑によると、人格とは
【人格】
- 人がら。人品。
- 人格。個性。性格とほぼ同義で、特に個人の統一的・持続的な特性の総体。
- 道徳的行為の主体としての個人。自律的意志を有し、自己決定的であるところの個人。
- 法律関係、特に権利・義務が帰属し得る主体・資格。権利能力。
と、あります。
『性格とほぼ同義で、
_特に個人の統一的・持続的な特性の総体』
とあるように、『広い意味での性格』が
この人格です。
また性格は先天的・後天的な性質を
表すのに対し、人格は
『家庭環境や生まれ育った地域・国など、
_外界との関わりの中で形成されるもの』
であると、考えます。
また人格の土台は、だいたい3歳くらいに
形成され、10歳くらいまでに確定する
といわれています。
つまり、幼少期にどのような環境で
育ったかで、その後の人生に大きな
影響を与えるわけです。
一般的に「性格が変わった」とは聞いても、
「人格が変わった」とは聞かないのは
こういった違いからなんですね。
まとめ
ここまでお疲れさまでした。
今回は『気質』『性格』『人格』の
よく似た3つの言葉を比較し、
その違いについてまとめていきました。
少し哲学的で難しい内容でしたね。
実際、まとめている僕自身も
頭パンクしそうになりながら
書いてます(笑)
改めてそれらの要素をまとめてみると、
このようになるかと思います。
気質は生まれる前から形成されている性質。
そのため、性格や人格などの
基本ベースとなるわけです。
自分自身の気質を理解し、
その上で自分の性格や人格に
どう活かすのか。
それらを一緒に考えるサポートを
するために、僕のようなカウンセラーが
いるのかもしれませんね。
これからも、共に自分への理解を
深めていきましょう。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!
それではまた!!