どうも!
そうだいです。
昨日(投稿日の前日)にTwitterを
眺めていたところ、
『#マイクロアグレッション』
というハッシュタグを目にしました。
あなたはこの言葉を
ご存知でしょうか?
正直、僕は全然知りませんでした笑。
「聞いたことないけど、なんだろう?」
「何か電子機器の用語かな?」
それぐらいの印象です。
そこで、僕なりに調べてみたところ、
このマイクロアグレッションとは
円滑な人間関係に大きく関わっていて、
僕たち繊細さんとも
非常に大きな関わりを持っていたんです。
そこで、今回はそのマイクロアグレッション
について紹介していきます。
『マイクロアグレッション』とは?
そもそもこの
『マイクロアグレッション』
とは、どういった意味なのか?
日本語に訳すと
『小さな攻撃性』
というらしいです。
『小さな攻撃性』と言われても、
いまいちピンと来ないですよね。
具体的な例をあげてみると、
- 「関西人なの?
_何か面白い話してみて!」 - 「ブラジル人なんでしょ?
_やっぱサッカー上手いんだろうなぁ!」 - 「HSPなんだって?
_意外!全然まともに見えるのに!」
このような感じです。
(ご不快に思った方、申し訳ないです。)
どれも一見すると、
よくある日常会話のようですが
ある共通点が存在します。
それは『無意識による攻撃性』を
はらんでいることです。
言っている本人には、
相手を差別する気もなければ
相手を批難する気もない。
むしろ話題を盛り上げて好意的に
接しようとしてくれていることのほうが
多いんです。
『悪意ある悪者がいない』
だからこそ対処が難しく、
厄介であるといえます。
『ハラスメント』との違い
「それってハラスメントと
あ何が違うの?」
僕もそう思いました。
調べてみたところ、どうやら明確な
違いはなく、ニュアンスの違いだけの
ようです。
後述しますが、マイクロアグレッションは
どうやら人種差別の背景から生まれた言葉
らしいです。
そのため『人種的差別や嫌がらせ』という
意味を持った、
『レイシェルハラスメント』
という概念の中に含まれて
いるようですね。
ただ、レイシェルハラスメントは
主に法廷闘争を通じて発達してきた
概念であるのに対して、
マイクロアグレッションは
日常のなかで行われる軽度の
差別的言動によって受ける
“心理的な被害”を説明するために
用いられることが多いようです。
…うーん!難しい!!笑
マイクロアグレッションの歴史
マイクロアグレッション
(Microaggression)
という言葉自体は、
1970年代にアメリカの精神医学者である
チェスター・ピアス氏が提唱された
概念です。
もともとアメリカでは、
アフリカ系でない人々が
アフリカ系の人々を苦しめている
悲しい事実があったそうです。
その様子を目撃したピアス氏が
「これは侮辱だ…!」
と捉えたときにできた言葉で、
“マイノリティに対する軽率な悪意や
_偏見を持って行う行動、言動”
を指します。
また2000年代には、
コロンビア大学教授の
デラルド・ウィング・スー氏が
この言葉を再定義されました。
スー氏は人が無意識の差別攻撃を
受けたときの精神的悪影響に関する
研究のなかで、
マイクロアグレッションを
『“特定のコミュニティに属している”
_というだけで否定的なメッセージを
_向けられる、日常的なやり取り。』
と定義されています。
日本におけるマイクロアグレッション
「なんだ!人種差別の話なら、
_日本人どうしには関係ないんだ!」
もしそう思った方が今この場に
おられましたら、
要注意です!!!
日本人どうしでもこの
マイクロアグレッションは起こりえます。
いや、むしろ同じ人種だからこそ
気が緩み、“無意識の攻撃性”が
牙を向きやすいといえます。
僕は冒頭でマイクロアグレッションの
例として、
- 「関西人なの?
_何か面白い話してみて!」 - 「ブラジル人なんでしょ?
_やっぱサッカー上手いんだろうなぁ!」 - 「HSPなんだって?
_以外!全然まともに見えるのに!」
という言葉を並べて見せました。
実はこれ、どれもわざと嫌味ったらしく
表現した言葉になります。
そのため、普段から言葉遣いに
気をつけている方には、
嫌な言葉に見えたと思います。
ただ、こういった表現ならどうでしょう?
- 「やっぱりハーフだから、可愛いいね」
- 「女性なのに成功していてすごい!」
- 「男性なのに家事や育児を
_手伝っていてえらいね。」 - 「ゲイだからオシャレで
_話も面白いんだね。」
どれも言葉に悪意はありません。
むしろ相手に好意的で、
褒めようとしています。
ただこれらもすべて、
“固定概念の押し付け”
つまりは、
“無意識の攻撃性”
につながるのです。
マイクロアグレッションとは
人種差別だけに限りません。
“性別や年齢”においても
当てはまることがあるのです。
まとめ
ここまでお疲れさまでした。
今回、マイクロアグレッションの
概念を知って、
「そうなんだ…自分もこれまで
_無意識に傷つけていたかも…。」
「これから気をつけないと。」
そう思ってくださった方も
多いと思います。
みなさんの優しさに感謝です。
そしてマイクロアグレッションという
言葉を知る前から、言動や行動に
気を遣ってくれる、
“繊細で優しい人々”が
実は世の中にはいるのです。
そう、それがHSPと
呼ばれるみなさんです。
「相手がどんな言葉で傷つくか
_わからない。」
「自分の何気ない一言で相手との
_仲が崩壊するかもしれない。」
相手に対する優しさと、
自己防衛の気持ちから、
人一倍、言動には気を遣うんです。
ただ、これもHSPの方が
必ずしも優しくて気遣い上手
というわけではありません。
優しさや配慮の気持ちは、
あくまでその人個人の性格
からくるものですから。
この記事を読んでくださった
あなたも、
『〇〇だから✕✕だ』
という固定概念にとらわれず、
あくまで“ご自身の中での判断基準”
程度でお考えください。
『十人十色』
人は一人ひとり違いますからね。
みんな違って、
みんな良いのです♪
さて、今回は以上です。
最後までお読みいただき
ありがとうございました!
それではまた!!